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大相撲の十両力士、若麒麟(25=本名・鈴川真一)容疑者が大麻取締法違反容疑で逮捕された問題で、日本相撲協会が賞罰規定の中で最も重い除名処分を下す可能性が出てきた。師匠の尾車親方(51=元大関・琴風)は31日に武蔵川理事長(元横綱・三重ノ海)に事件を謝罪し、若麒麟容疑者の引退届を提出。しかし、武蔵川理事長はこれを一時的に預かり、2日の理事会で処分を決定することになった。協会内にも厳しい意見が出ており、除名となれば過去に例のない厳罰となる。http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090201-00000035-spn-spo
若麒麟容疑者の逮捕から一夜明けた午後2時30分すぎ。尾車親方は両国国技館で涙ながらに謝罪記者会見を開き、同容疑者の引退届を提出したことを明らかにした。
「午前中に弁護士が(同容疑者と)接見して、本人より今回の責任を取り引退するとの申し出があった。師匠として同じ考えだったので(武蔵川理事長に)引退届を提出しました。相撲協会に籍を置く以上、土俵が汚れるので1日も早い方がいいと思った」
尾車親方は、所属する二所ノ関一門の緊急会合で事件の概要報告と謝罪を行った後に、理事長室を訪れ引退届を提出。「理事長からは残念だと言われた。引退届は受け取ってもらった」と話したが、武蔵川理事長の見解は違っていた。「引退届が提出されましたが、2月2日の理事会に諮ります。協会としては重く受けとめ厳しい態度で最終判断を下したい」と文書でコメントした。
武蔵川理事長が引退届を預かる形にしたのは、受理すると協会として処分を下せなくなるからだった。引退の場合は一般企業の退職金に当たる養老金を支払う義務も派生し、幕内を3場所務めた同容疑者は概算で529万円。解雇処分の場合でも養老金支払いを拒否する規定はない。しかし、同容疑者は協会の指導を無視する形で違法行為を犯したとあって厳しい対応を求める声が強く、幹部の1人は「理事会で解雇より重い除名を求める声も出るだろう」と厳しい口調で語った。武蔵川理事長も国技館を離れる際に「理事会の意向を尊重したい」と話した。
協会の規則を定めた寄付行為の賞罰規定には「解雇」「番付降下」「出場停止」「給与手当減額」「けん責」の5つがある。これらは理事会で決議できるが、それより重い処分として養老金が支払われない除名が定められている。除名は役員・評議員・横綱・大関の4分の3以上の特別決議が必要。同じ大麻で問題を起こした元若ノ鵬、元露鵬、元白露山は解雇だったが、ある親方は「今回の事件は再発防止に努めている最中に起きた。若麒麟は確信犯で彼らよりも悪質。除名も認められるのではないか」と話した。除名処分が下されれば、1929年に現行の寄付行為が定められて以降初めてのケース。相撲界の秩序の乱れは、過去に例のない非常事態を生んでいる。
大麻所持逮捕の全記録―元「週刊少年マガジン」副編集長 | |
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