応援してるサポーターが引き分けで満足すると思う?「それでよかったよかった」なんて言ってる監督を日本を背負ってるなんて言われたくない。
サッカーW杯アジア最終予選が15日、埼玉スタジアムで行われ、日本代表はウズベキスタン代表に1-1のドロー。グループ2位はキープしたものの、予定していたホームでの勝ち点3はかなわなかった。暗雲垂れこめることになった岡田ジャパン。岡田采配を狂わせた元凶とは。
岡田ジャパンに意外な落とし穴が待っていた。
この日、2010年南アフリカW杯アジア最終予選のホーム初戦に臨んだ日本代表。FIFAランキングで40位近くも下の相手に苦戦を強いられた。
序盤から右サイドを中心に攻め立てるも、なかなかパスがつながらない。すると27分、DFのクリアボールをカットされ、右サイドからのカウンターで、ウズベクのエース、マクシム・シャツキフに先制点を許した。
それでも、40分に大久保嘉人の折り返しを玉田圭司が合わせ同点に追いついた。その後も、DFの
田中マルクス闘莉王のオーバーラップや北京世代の岡崎慎司や興梠慎三を投入し、流れを引き寄せたものの、ゴールをこじ開けることができない。そのまま、時間だけが過ぎ、1-1のドローに終わった。
試合後、岡田監督は「もう1点が取れなかったが、長い予選ではこういうこともあります。次に向って頑張るしかない。(ホームで引き分けたが)まだ、問題はないと思います」と強がるしかなかった。
自滅だった。得意のパスワークを生かすために、芝生を限界まで短く刈り込んだことが選手を狂わせた。序盤からパスミスを連発し、一瞬のスキをつかれての失点。
MF長谷部誠は「個人的にミスも多くて、全然満足できるプレーじゃなかった」とポツリ。
さらに、日本サッカー協会の犬飼基昭会長も「ピッチを相当短くしたんですよ。でも自分達が(パスの)速さをつかんでいなかった。ケアレスミスだ」と指摘した。失敗はそれだけでない。2連敗中だったウズベク代表を立ち直させるきっかけを与えてしまった。
ミルジャラル・カシモフ監督は「勝ち点を獲得できたことで選手たちも元気づけられた。今後もワールドカップに向けて頑張りたい」と満足げ。そればかりか「ジーコと(向こうで)話したが、彼の情報ひとつひとつが役に立った」と意味深なコメントを残した。
ウズベクに丸裸にされていた感すらある日本代表。次戦はアウエーでのカタール戦(現地時間11月19日、ドーハ)に挑む。ここで再び“ドーハの悲劇”に見舞われなければいいが…。
(内外タイムス - 10月16日 18:02)
18日の神戸戦でヤジに悔し涙を流した浦和DF田中マルクス闘莉王(27)が、サポーターと異例の直接会談で“男の約束”を結んだ。19日の練習場に「ゲルト、ずーっと言いたかった、マジ無理」とエンゲルス監督を批判する横断幕が登場。練習を一時中断した選手10人に同監督も加わり、フェンス越しにサポーターとの“青空会談”が実現した。異様な光景だったが、闘莉王は「浦和が強いぞ、というのを分からせるために、もう一回、死ぬ気でやる。誰が男か見せる。選手を代表して、オレが約束する。こういう時こそ力になってくれないか」と熱くまくし立て、会談後は横断幕が撤収された。山岸が「無駄な時間ではなかった」と言えば、指揮官も「2連敗すれば当たり前の文句。次、勝って忘れさせたい」と振り返った。
練習前には、指揮官が現場スタッフ全員を集め特別ミーティングも実施。22日のACL準決勝G大阪戦に向け、一致団結を確認した。「タオルを投げるのは簡単だけど、もう一回、上を目指す。心をきれいに、初心に戻ってやりたい」と闘莉王。男の約束を胸に、公式戦5戦未勝利の苦境からはい上がる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081020-00000022-spn-spoPR